平成30年 合同忘年会開催

平成30年12月11日(火)大阪広域生コンクリート協同組合、大阪兵庫生コンクリート工業組合合同忘年会が開催されました。

 

平成30年度合同忘年会式次第

18:00〜 神戸ホテルオークラ 平安の間

 1.開会

   2.開会挨拶      木村 理事長

            溝尾 副理事長 

 3.乾杯        井口 ブロック長

 4.余興

 5.新ブロック長挨拶  森本(照)ブロック長

            串田 ブロック長

            森本(純)ブロック長

            柳 ブロック長

  6.閉会(中締め)    金海ブロック長

 

まず初めに木村理事長から開会の挨拶がありました。

丁度、1年前の12月12日に連帯ユニオンによるゼネストと称した威力業務妨害事件が発生し、これにより当協組の組合員である生コン会社のセメントの仕入れ,生コンの出荷は、数日間にわたり妨害されました。

 本年7月18日以降、滋賀県警・大阪府警による連帯ユニオン関係者の逮捕が続いており、連帯ユニオンは一団体としては前代未聞の総数37名という大量の逮捕者を出しました。

 今後も捜査は続くものと思われますが、ここで、一連の経過を振り返ってみたいと思います。

 

 私は、平成27年の新年互礼会において、当協組は、今後当時の生コン3協組と員外社による大同団結に向かうことを表明いたしました。

この決意表明は,各生コン会社の過当競争による共倒れの危険を回避し、適正な販売価格を維持することにより、生コン業界全体の維持・存続を目指してのものでした。

 これは生コン会社の利益の確保のみを考えたものではなく、各生コン会社はもちろん、原材料業者、輸送業者、更には生コン業界の仕事に携わりそれにより生計を立てている多くの労働者の生活の維持・向上を目指したものでした。

そのために大同団結を実現し、共同販売事業による適正な販売価格の維持という協同組合の設立の趣旨を実現することにより、各生コン会社の経済的基盤を十分に確保していくことが不可欠だったわけです。

 

 ところで、かねてから連帯ユニオンは、再三、ゼネストと称した威力業務妨害行為に及び、その組合員らが捜査機関に逮捕されるほか、解決金と称し多額の金銭を生コン会社から得るという行為を繰り返していました。

そのような歴史に鑑みるとき、この大同団結を実現させるためには、そのような行為が繰り返されないことが不可欠であったため、連帯ユニオンを始めとする労働組合とは、労使協調路線を採ることを互いの約束とし、大同団結後は、当協組の行う事業を妨害しない代わりに、労働者の福利厚生のための資金を提供し、あるいは、連帯ユニオンが関与する生コン会社の工場を構造改革により買い上げることなどを取り決め、実行して参りました。

 

ところが、連帯ユニオンは、労働者の福利厚生のために提供された資金の多くが労働者の福利厚生以外の目的のために流用している疑いが生じるとともに、当協組が行う構造改善事業に対しても、これを妨害し、巨額の解決金の支払いを求めるなどの行為に及ぶようになりました。

 そのため、当協組は、その資金の提供を中止するなどの措置を講じざるを得ませんでしたが、その結果、連帯ユニオンは、12月12日以降、ゼネストと称し、関西一円のセメント会社のSS,組合員である生コン会社の工場の出荷を実力で妨害するという威力業務妨害事件を発生させたわけです。

 すなわち、この威力業務妨害事件の実態は、各生コン会社からの資金提供を継続させることを意図して行われたもので、いわば金目的の為だったわけです。

 

反省を込めていえば、従来の生コン業界においては、そのような威力業務妨害行為に屈し、金銭を支払うという形で事態の収束を図ることが少なからず行われていましたが、昨年12月12日以降行われた威力業務妨害事件に直面し、我々は、各生コン会社の経済的基盤を確保し、各生コン会社はもちろん、原材料業者、輸送業者、更には生コン業界の仕事に携わりそれにより生計を立てている多くの労働者の生活の維持・向上を図ることを真に考えるのであれば、そのように不明朗な形で事態の収束を図ることは、今後の生コン業界の健全化のために適切ではないと考えました。

そこで、今後は、違法・不当な要求に応じることなく、法に照らして問題の解決を図っていくという,断固たる姿勢で臨むことが、生コン業界の健全化のために不可欠であると判断しました。

 

そのため、当協組は、妨害禁止の仮処分申請を行うとともに、組織犯罪対策本部を設置し、臨時総会に諮り対策費10億円の予算計上をし、外部の弁護士らの協力を得て、所要の調査を行った末、大阪府警に対し、連帯ユニオン関係者らを威力業務妨害罪により刑事告訴致しました。

連帯ユニオンは、そのような行動が、当協組の執行部役員が個人的に連帯ユニオンを嫌悪しているからであるかのように矮小化した宣伝を繰り返しておりますが、それは全く事実とは違います。

当協組が、そのような行動を採った真意は、過去の反省に鑑み、威力業務妨害行為に屈し、解決金などと称し多額の金銭を払うという不明朗な形で事態の収束を図るのではなく、法に照らして問題の解決を図ることこそが、各生コン会社の経済的基盤を確保することに繋がり、ひいては生コン業界の仕事に携わりそれにより生計を立てる多くの労働者の生活の維持・向上のために重要で、これにより生コン業界の健全化が図られると考えたからです。

もとより、我々は,団体交渉を始めとする正当な労働組合活動を否定するものではありません。違法・不当な威力業務妨害行為には屈しないというごく当たり前の行動を採っただけなのであります。

 

 今後も、生コン業界の健全化のためには長い時間と労力を要するものと思われますが、我々自身も反省すべきことは反省しつつ、威力業務妨害行為に対しては、法に照らし、毅然たる態度で臨むことにより、組合員各社が安心して事業を行える環境を整備し、次世代に健全な姿の生コン業界を引き継いで参りたいと思いますので、ご理解・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

上記の様にこの1年の総括を述べた後、大阪事務所及び広域事務所で日々業務に励んでいる面々の一年間の労をねぎらい、挨拶は終了しました。

 

続いて溝尾副理事長の挨拶があり、播磨ブロック長 井口氏の乾杯の音頭とともに忘年会が始まりました。

参加者は食事と歓談を楽しみながら、それぞれ今年一年の労をねぎらいました。

最後は新ブロック長の森本(照)氏(淡路ブロック)、串田氏(北摂ブロック)、森本(純)氏(北神ブロック)、柳氏(西ブロック)からそれぞれ抱負を述べられ、兵庫西部ブロック長金海氏の中締めの挨拶、三本締めを以て、忘年会は盛況のうちに終了しました。

© The ready- mixed concrete cooperative of Greater Osaka.
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