2021年度 神戸市職員専門研修

  • 4.質の高い教育をみんなに
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

日 時:令和3年11月18日(木) 13:15 ~ 17:30

場 所:神戸商工貿易センタービル22階

株式会社泰慶・株式会社明神コーポレーション

参加者:神戸市職員(18名)、西宮市、芦屋市、宝塚市職員(8名)

 

 

毎年恒例の神戸市職員等を対象としたコンクリートの基礎研修及び工場見学が今年も行われました。

昨年同様、新型コロナウィルス感染防止対策を行い、感染防止に努めました。

 

まずは神戸商工貿易センタービルの22階にて、当協組技術部の中村が講師を務め、コンクリート基礎研修をおこないました。

パワーポイントのスライドを使用し、時折参加者を指名して虫食いになった問題に答えて頂く形式で、使用材料や配合の種類、施工、管理、工場の設備等について講義をしました。

 

 

講習会終了後バスにて移動。

株式会社泰慶と株式会社明神コーポレーションの2班に分かれ、工場見学を行いました。

 

工場関係者より挨拶が行われ、見学内容や注意事項について説明をした後、場内の見学がスタートしました。

兵庫5ブロック青年部も、見学者の安全を確保するための誘導や、質問に答える等のサポートをさせて頂きました。

材料の受け入れ設備から順を追って、セメントサイロや混和剤タンクを説明しながら見学して頂いた後、いよいよバッチングプラントに登ります。

材料振り分け設備がある頂上のターンヘッドまで登り、貯蔵瓶、計量器、生コンクリート工場の心臓部であるミキサ、そして最後のホッパーまでを下りながら説明していきます。

次は、工場の頭脳部である操作盤が設置された操作室へと移動して、担当者から説明が行われました。

 

 

場内見学の後は試験室へ移動し、試験練の体験です。

材料や配合について説明し、実際に骨材に触れて確認して頂きました。

試験練りミキサへ材料を投入し、練り上がっていくコンクリートを興味深く見学されていました。

 

スランプ試験と空気量試験を工場関係者が模範実演し、その後参加者から希望者を募り試験を体験してもらいました。

最初は遠慮がちでしたが、最終的にほとんどの参加者が体験を希望され、皆さん四苦八苦しながらも真剣に取り組まれていました。

 

次に、時間が経ちスランプロスして硬くなったコンクリートに高性能AE減水剤を添加、スランプが回復する様子を見学し、僅かな添加量で大きく変化するスランプに驚いていました。

 

最後に円柱供試体の圧縮破壊試験です。

セットした供試体に荷重がかかり、破壊するまでを見学し、今回の工場見学は終了しました。

 

 

普段見ることのできない設備の見学や、試験にチャレンジして頂き、生コンクリートをより身近に感じてもらえる良い機会となったと感じます。

これからもこの研修会を継続し、より良いものとなるようにしていきます。

© The ready- mixed concrete cooperative of Greater Osaka.
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