チャイケモおうえん団交流会

  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 4.質の高い教育をみんなに

2019102日、大阪広域が寄付をさせていただいているチャイルド・ケモ・ハウスから、「チャイケモおうえん団交流会」へお招き頂きました。

 

 

チャイルド・ケモ・ハウス(以下チャイケモ)は神戸のポートアイランドにある小児がんを始めとした医療的ケアが必要な子ども・若年成人とその家族のための施設です。

医師・看護師による病気の治療を受けながら、我が家のようなプライベートが確保された環境で家族とともに過ごせる施設です。

闘病中の子ども達に楽しんでもらえる企画や、患者を取り巻く家族や幼い兄弟達の心のケアにも力を入れています。

 

今回、チャイケモの活動を応援している団体を「チャイケモおうえん団」とし、団体間の繋がりを広めていこうという初の試みがチャイケモおうえん団交流会です。

司会進行は理事長の楠木氏自らがマイクを取られ、チャイケモの創立から今までの経緯や、日々の活動内容、チャイケモ最大の啓蒙イベントであるチャイケモウォークのお話がありました。

続いて、チャイケモおうえん団である各団体の紹介があり、歓談タイムへと移りました。

 

 

 

 

大阪広域からは2名で参加させて頂きました。

会場に着くと、座席が決まっており、同じ団体のメンバーはバラバラにされます。

テーブルには各々の席に謎解きカードが置かれており、テーブルに着席しているメンバーで知恵を出し合いながら答えを出し、更に出揃った答えを組み合わせてテーブル中央に置かれた箱の鍵をあけるという、頭とチームワークをフル回転させる中々内容の濃い催しがありました。

 

 

 

 

初対面のメンバーと交流するのは中々緊張するものですが、「謎解き」という共通目標があったので自然と打ち解けることが出来ました。

参加者が楽しめるように、しっかりと交流が出来る様にと企画してくださったチャイケモのディレクターさんの采配に、流石だなと関心しました。

施設にあるおもちゃは低年齢向けのものが殆どで、年齢が上がって来た子ども達には物足りないことが多いそうです。そんな子どもたちがテレビゲーム類に依存しがちにならないよう、退屈しないようにと、施設内に問題を隠して動き回りながら頭を使って楽しんでもらったりしているそうです。

 

会の最後に、チャイケモの理事の方からお話がありました。

「死に向かっていく子どもに、出来る限り寄り添っていてあげれる病院を作りたい」と話をされたのがきっかけで、沢山の支援と同じ気持ちを持つ人々の想いが集まって出来たものが「チャイケモ」だそうです。

「最初は『夢』のような話で、まさか実現するとは思っていなかった、

こんなにたくさんの寄付や支援、想いに賛同してくれた人の多さに、世の中は思っている程冷たくはないんだと実感し、そんな人々の優しさに支えられて現在までやってこれている事を奇跡の様に感じている」とおっしゃられました。

このチャイケモの活動を続け、更にチャイケモのような病院を全国に広げて行くことで「病気になってしまった子どもの不運が不幸にならないように」サポートをしていきたいとおっしゃられれ、引き続き、チャイケモの活動への支援の継続と理解を求めておられました。

お話の中で、時が過ぎても消えることがない子どもを病気で亡くした親の気持ちについてお話があり、胸が張り裂けるような思いがしました。

改めて、患者とその家族、両方の心のケアの必要性を痛感しました。

 

大阪広域は、チャイルド・ケモ・ハウスへの支援を通じて、病気と戦う子どもたちとその家族を応援しています。

© The ready- mixed concrete cooperative of Greater Osaka.
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