令和4年度淡路島総合防災訓練に参加しました

  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

2022年11月20日

淡路島3市において、防災訓練が行われました。

 

会場

淡路市:淡路市立岩屋中学校

洲本市:洲本市立洲浜中学校

南あわじ市:南あわじ市立西淡中学校

 

11月20日、淡路島の3市が同時に3カ所で防災訓練を行いました。

私が取材した洲本市を中心に、淡路市と南あわじ市の写真も紹介します。

 

 

 

目的

南海トラフ巨大地震が発生した場合、地震の揺れにより多くの家屋の倒壊や大規模火災の発生、土砂災害や孤立集落の発生、さらには、津波による浸水被害が懸念されている。

それらの被害を最小限に食い止めるため、県や島内3市、関係機関の連携強化を図るとともに、地域の防災力の向上と、住民への防災の啓発を図ることを目的として行われました。

 

 

洲浜中学校の生徒をはじめ、町内会や防災士会、陸上自衛隊、警察、県民局、広域消防、水道企業団、そして消防団等、多くの機関が参加されていました。

 

 

 

想定する被害は、令和4年11月20日(日)午前9:00、和歌山県沖を震源とするマグニチュード9.1の地震により、震度7の強い揺れが観測され、津波警報(大津波)が発表されたというもの。

 

市内全域にサイレンが鳴り響き、屋外スピーカー、CATV告知端末機、洲本市防災ネットにより訓練開始の合図が発信されました。

 

住民の避難訓練、住民主体による避難所設置訓練、大津波警報の情報伝達訓練、沿岸地区の防潮扉・水門等の閉鎖訓練、孤立集落対策として、IP無線機による通信確保訓練、土砂災害危険個所の緊急点検訓練、応援物資の受取訓練、土砂災害に係る避難指示等の発令・解除訓練、被害情報や避難情報収集訓練、福祉避難所搬送訓練、生徒による初期消火訓練、応急救護訓練、放水や煙などの体験型訓練等、充実した内容で行われました。

 

実際に大きく燃え上がる炎を、消火器を使用して初期消火する訓練では、緊張感もあり吹き出す消火剤の勢いに少し戸惑いながらも、無事に消火に成功していました。

 

 

屈折はしご付消防車も登場。はしごの長さは約26mあり、実に建物の8階の消火が可能な車両です。今回先端のバスケットに生徒3人を乗せ、最高部まではしごを伸ばしての高所体験。生徒からは悲鳴も聞こえていました。

 

 

 

いよいよミキサー車の登場です。用意された簡易水槽にドラムに積み込んでいた水を流し込みます。そこからポンプで吸い上げた水で生徒による放水体験が行われました。

 

 

水の勢いにふらつく生徒さんもおられました。

 

 

 

訓練の終盤では、洲本市消防団のポンプ車が簡易水槽から水を吸い上げ、体育館の壁に勢いよく放水し、とても迫力がありました。

 

 

 

最後に行われた洲本市長の講評では、「大阪広域生コンクリート協同組合と防災協定を締結し、本日参加して頂きました。ありがとうございます。」と、感謝の言葉を頂きました。

 

兵庫青年部が3会場に分かれて写真を撮り、各会場の様子を報告してくれました。

淡路市と南あわじ市もたいへん充実した訓練であったとのことでした。

 

いざという時にスムーズに対応できるよう、訓練は非常に大切です。これからも積極的に訓練に参加し、防災意識を高めてまいりましょう。

 

 

一人一人が防災意識を高め、普段から災害に対する備えをしておくことが重要です。

国土地理院が発表しているハザードマップを紹介しますので、会社や自宅の、洪水や土砂災害等に関するリスクを確認しておくようにしましょう。

 

重ねるハザードマップ

https://disaportal.gsi.go.jp/maps/

© The ready- mixed concrete cooperative of Greater Osaka.
PAGE
TOP