大阪兵庫生コンクリート工業組合では、コンクリート技士・主任技士・診断士など、各種資格取得の推進を目的として、毎年、資格試験の受験対策講座を実施しています。
今年開催中の講座では、㈱淺沼組の山﨑氏をはじめ、竹中工務店 岩清水氏、大阪広域技術部長 栗延氏、加美コンクリート㈱工場長 森内氏、(元)大阪大学 中川先生及び大阪工組事務局員の他、関係各位の多大なるご協力を得て充実した講義が行われています。
例年、これらの講座は集合講義形式での講義となっていましたが、新型コロナウイルスの感染予防対策として、集合形式と並行し、Google meet、Zoomを利用したリモート受講も実施しています。また、試験前日には希望者を対象に補修・自習のために会議室の開放し、可能な限り講師も参加してくださる万全のサポート体制です。
コンクリート技士・主任技士の資格は、日本コンクリート工学会の認定資格で、生コンクリート製造に関わる技術者として、コンクリートの製造や施工、検査および品質管理などに携わる必要な知識・能力を有していることを証明する資格です。
技士試験は、4択問題で、100点満点中の正解率70%程度が合格ラインと言われています。また、主任技士、診断士は4択問題に加え、論文試験が有り、より専門的な知識と、文章力が問われることなります。
全国での合格率は技士で30%前後、主任技士で13%前後と、なかなかの狭き門となっていますが、対策講座の参加者は、皆真剣に勉強に励んでいました。
今年始めて講座を受講し、試験に望む参加者の方にコメントを頂きました。
「今回初めてコンクリート技士を受けるにあたって、工業組合が主催する講習に参加しました。
受講内容は大変難しいですが、講師の皆様にやさしく教えていただいています。
11月の試験に向け一生懸命頑張って、よいお知らせができればと思います。」
資格取得は、「生コンクリートのプロ」である自信と、取得した知識や経験を現場ですぐに生かすことができ、仕事の質や、顧客からの信頼もアップします。
受験されるみなさんが、勉強の成果を存分に発揮し、無事合格できるように応援しています。