コンクリートミキサー船「関栄」見学会

  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 12.つくる責任、つかう責任

平成30129日(火)、30日(水)
兵庫県西宮市鳴尾浜でコンクリートミキサー船「関栄」の見学会がありました。


 

参加者は建設関係の企業や業界のメディアが多数、大阪兵庫生コンクリート工業組合と、我々大阪広域生コンクリート協同組合の関係者です。

船内設備の見学後、説明を受けたました。
ミキサー船の内部は、普段ほとんど見る機会がありません、ピカピカの船内に備えられた最新の設備はとても興味深く、充実した内容でした。

コンクリートミキサー船とは、防波堤、護岸や橋梁基礎等の海洋構造物のコンクリート打設作業を、能率良く行うため、現地でコンクリートを製造し直接流し込む作業船。陸側からミキサー車が入れない現場で活躍します。

 

船体は全長66m、重さ3356t

船首にはコンクリートを送り出す打設クレーンを備え、10トンクラスの大型ミキサー車を駐車するスペースも確保、船上のプラントからミキサー車に生コンクリートを積み込む事も可能です。

関栄のスペックは次の通り、

骨材貯蔵庫 215 × 8槽、セメントサイロ 150t × 4基、混和剤タンク 1000L × 4基、水貯水槽 329t、ミキサー 3000L×1基(192/h)、海水淡水化装置 (100/日)。

 

ミキサー船としては国内トップクラスの材料貯蔵能力を保有し真水や良質の陸砂の確保が困難な現場での施工に優れています。

また、今回の建造に当たって、災害被災地において海上からの災害復旧や国土強靱(きょうじん)化にも貢献したいという思いもあるそう。


 

関西では神戸市湾岸の阪神高速延伸工事、IPP(火力発電所)での活躍も予定されているそう。

海側からと陸からの連携で、生コンクリート打設の効率化が期待できそうです。

 

 

© The ready- mixed concrete cooperative of Greater Osaka.
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