2018年6月25日(月)~7月6日(金)の2週間
和泉生コンクリートで特別支援学校の学生さんの職場体験実習が実施されました。
和泉生コンクリートでは定期的に特別支援学校の生徒の受け入れをしています。
今回工場に来てくれた生徒は16歳の男子学生。
毎朝8時45分に出社、9時から始業開始から16時に終業です。
主な仕事は施設内の清掃、先輩社員の木村さんの指導のもと真面目に取り組んでいます。
終業前、一日の作業の仕上げは「生コンクリート」についての勉強です。
「知っておきたい生コンのいろは」を開いて雪本社長の講義に集中します。
そして実習期間中、雪本社長から告げられた課題は「あいさつを積極的にする事」です。
工場に出入りする業者の方、来客、ミキサーの運転手・・・
すべての人に自分から挨拶が出来るように心がけ、顔を覚えてもらうこと。
初対面の人に自分から挨拶をする事は、大人でも勇気がいることです。
「社会に出て生きていく上での基礎を身につけてもらいたい」という雪本社長の気持ちです。
工場での実習は毎日楽しく取り組めているそうです。
以前の実習では倉庫内での品出し作業を経験したそうですが、
窓のない室内で人とも会話せず黙々と作業する仕事は性に合わず、とてもつらかったそうです。
「和泉生コンクリートでの実習はお日様の下でいろいろな人と交流が出来きるのが良い」
そう答えてくれた彼の目はとてもイキイキとしている印象を受けました。
将来の夢は自身の父親の職業でもあるトレーラーの運転手です。
仕事をする父親の姿に憧れ、志したそうです。
新幹線を牽引して公道を走るのが夢だと語ってくれました。
やる気と元気が溢れる彼ですが、趣味は1970年代!!
60代の面々と当時の芸能・映画俳優の話をまるで見てきたかの様に嬉々として語り合う姿にはびっくりしてしまいました(笑)
16歳とは思えない程落ち着いた彼は、自分の意思とビジョンをしっかりと持ち、とても真っ直ぐに生きている青年でした。
取材中、聞き手の話をしっかり聞いて堂々と受け答えをしてくれました。
実習も終了し、彼は日常の学校生活へ戻りましたが、
「次も絶対和泉生コンクリートに来たい!!」と言ってくれたそうです。
個人の個性を認め、それを活かそうとしてくれる雪本社長と、和泉生コンクリートの懐の深さを感じる言葉です。
和泉生コンクリートでの経験が、彼のこれからの人生の糧になれば幸いです。
大阪広域生コンクリート協同組合は人材育成や社会貢献活動に積極的に取り組んでおり、和泉生コンクリートの他にも教育機関、公共機関、一般企業による実習や研修、見学の受け入れを実施している工場が多数あります。
気になった方はお気軽にお問い合わせ下さい、ご連絡お待ちしています。