技術報告会2014を開催

大阪広域生コンクリート協同組合では、7月2日に日本建築学会近畿支部材料・施工部会との共催による技術報告会2014「フライアッシュおよび回収骨材を使用したコンクリートに関する技術的取組み」講習会を大阪リバーサイドホテルにて開催し、設計・施工関係者、販売店、生コン生産者他コンクリートに携わる方々180余名の参加を頂きました。

今回の技術報告会では、弊協組武富専務理事による主催者挨拶の後、JISにおける回収骨材の利用およびIWA骨材のコンクリートへの適用に関する報告ならびにフライアッシュコンクリートに関する各種実験結果を中心に以下の報告が行われました。

  • 回収骨材の有効利用検討WG活動およびJIS改正について 栗延 正成(阪南産業港工場)
  • 回収骨材の有効利用マニュアル「IWAシステム編」
    IWA骨材の作製方法 山路 克昌(寝屋川コンクリート)
    骨材試験結果 岡田 裕(関西宇部堺工場)
    試し練りの結果 長友 昌章(大阪アサノコンクリート津守工場)
    配合設計および日常管理 鈴木 峰人(岡本生コンクリート)
  • 大阪広域協組でのフライアッシュコンクリートに関する取組み 穴沢 雅明(大阪広域生コンクリート協同組合)
  • 日本建築学会近畿支部でのフライアッシュコンクリートに関する取組み 山﨑 順二(淺沼組)
  • 舞鶴産フライアッシュを使用したコンクリートの物性に関する実験報告
    フレッシュ性状および圧縮強度 岸本 正和(大阪アサノコンクリート淀川工場)
    ヤング係数・長さ変化・耐久性 森内 隆裕(加美コンクリート)
  • フライアッシュに関する文献調査結果と各種基・規準類の規制について 峯 秀和(関電パワーテック)
  • フライアッシュを使用した高強度コンクリートの特性 岩清水 隆(竹中工務店)
  • フライアッシュのpHがモルタル性状に及ぼす影響評価 梅林 徹(関西電力)
  • コンクリート工学計算ツール「コンビイ」の開発とその適用 中村 成春(大阪工大)

最後に、大阪大学名誉教授野義照先生により総括・講評を頂戴して4時間以上に及ぶ報告会を盛会裏に終了することができました。

なお、今回の発表に対して参加者からいただいた質問への回答につきましては、日本建築学会近畿支部のホームページより材料・施工部会のお知らせにてアップしています。

リンク先: 日本建築学会近畿支部材料・施工部会 技術報告会2014ご質問への回答

大阪広域生コンクリート協同組合では、これからも加盟工場全体或いは工場個別に抱える技術的課題への取組み事例を紹介できればと考えています。

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