「暑中コンクリート工事における対策マニュアル2022」改訂報告会

  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 12.つくる責任、つかう責任

2022年6月3日(金)13:10~17:30 大阪科学技術センター8階大ホール・中ホールにて、
日本建築学会近畿支部(企画:材料・施工部会)主催による、「暑中コンクリート工事における
対策マニュアル2022」改訂報告会が行われました。

 

 

 

 

暑中コンクリートは、外気温が25℃を超えるような暑中期に施工されるコンクリートのことであり
荷卸し時点のコンクリート温度は、「原則として35℃以下」となっています。

 

 

 

 

しかし近年、地球温暖化や都市部のヒートアイランド現象により、最高気温が上昇傾向にあり
コンクリート温度が35℃を超えることが避けがたい時代になっています。

 

 

 

 

そこで産学一体となった暑中コンクリートに対する取組みとして、暑中期における実機試験や、
外気温が35℃を超える猛暑日を再現した室内試験を繰り返し、膨大なデータを収集して荷卸し時の
コンクリート温度が35℃を超えた場合の不具合防止のための対策について、マニュアルが作成され
今回で2回目の改訂が行われました。

 

暑中期のコンクリート工事においては、各立場の関係者が共通認識をもって対応することが重要です。
マニュアルを有効活用されるよう各立場において情報を共有することを目的として、この報告会が
開催されました。

 

本組合としてもこのマニュアルを有効活用し、コンクリート温度が35℃を超える場合も、必要な
対策を施すことにより、現場監理者と相談の上コンクリート温度が35℃を超えた場合においても
38℃までコンクリートを受入れて頂けるようにすることで、余計な戻りコンクリートを削減し
ゼロエミッションやカーボンニュートラルという観点からも、SDGsに掲げる「持続可能な社会」
の実現に取り組みます。

 

© The ready- mixed concrete cooperative of Greater Osaka.
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