SDGsフォーラムに参加してきました

  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう

SDGs委員会は、2025年9月5日に大阪・関西万博の会場内で行われた大阪府主催のOSAKA JAPAN SDGs Forum(SDGs全国フォーラム2025)に参加してきました。

このフォーラムでは、国内外の先進的なSDGsアクションを共有し、2030年以降の「SDGs+beyond」についても議論を深める事を目的として開催されました。

 

会場では、講演・ダンスパフォーマンスやパネルディスカッション等様々な催しが行われ、私たちはSDGsの第一人者であり、国内外で多方面に渡り活躍されている慶應義塾大学大学院 蟹江教授による基調講演「世界のSDGsの現在地と進むべき未来への道筋」と、サステナブルな企業経営で世界から評価を受けているシュナイダーエレクトリック ジャパン カントリープレジデントの青柳氏の特別講演を拝聴させて頂きました。

蟹江教授の講演では、今現在世界のSDGsの達成率は35%であること、その中で日本は20番目の達成率であり、国内でのSDGsの認知度は世界1位、ステークホルダーや地方自治体での活動が盛んで、世界で高く評価されている事が分かりました。

ゴール達成までの残りあと5年、残された困難な道をどう切り開き歩んでいくのか、また、さらに続くその先の50年、100年後を見据えたSDGs+beyondについても、将来世代と共に考え、取り組んでいく必要があるとお話しされていました。

続く青柳氏の講演では、自社がSDGsと企業活動をどのように結び付けているかを紹介して下さいました。

多くの企業がサステナビリティ目標達成をビジネス成長機会ではなくコンプライアンス要件として認識していますが、「未来に生き残る企業として成長するチャンスだ」という意識に変える事が第一のステップです。

そして、会社の業績成果が環境や社会に良い影響を与え、環境や社会の取り組みが会社の成長に繋がるという循環の仕組みを構築していくことが重要であること、自社だけでは難しいことも、サプライヤーと共に取り組むことで可能性が広がり、サステナビリティ経営が可能になるとおっしゃっていました。

 

2人の講演を聞いて分かった事は、仕組みや取り組みは、国という大きなものではなく、地域単位で始める方がハードルも低く、またフットワークが軽く、そして色んな場所や地域でその状況に応じた事が出来ること。

また、地域からの発信、あるいはもっと小さい会社やグループの発信が、一つひとつがバラバラで始まっても、それぞれがネットワークでつながり、やがて大きく強いものになっていく。SDGsにおいてはそれがとても大事だという事です。

 

私たち大阪広域生コンクリート協同組合も、大小さまざまな工場が集まり共同運営をしています。個社で経営する事の難しさ、そして皆で集まって運営する事のメリットやデメリットも経験して知っています。

私たちがこれまで培ってきたノウハウを生かし、組合員のみならず、ステークホルダーや自然環境へも配慮した社会的利益を生み出せるよう、サステナブル経営の実現を目指して、自分たちが出来る事を、小さな事から少しずつ継続して取り組んでいきましょう。

 

© The ready- mixed concrete cooperative of Greater Osaka.
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