株式会社 八光 なみはや工場

「創業者の思い」が生きている 八光なみはや工場

株式会社 八光 なみはや工場

大阪市大正区4-12

TEL:06-6552-8519

操業 2004年 10月

ミキサー 3000L x 1基

車 輛 10トン×12台・7/8トン×16台・3トン×14台

「八光」は、花井社長の「想い」そのもの

花井社長は「立ち止まらない」「前進するのみ」「決して今の状況に甘んじない」「もっと良くしていこう」という想いを発信し、自ら体現してきた人物だと越中工場長。

人情派で末端の社員にも声を掛け、社員1人ひとりを大事にしてくれる社長、また人柄だけでなく、社長の思いや考え、理想に惹かれ、みんな社長の事を好きになり社長の力になりたいと自然に思ってしまうカリスマ性があるそう。

社長を中心に一丸となって成長していこうという社員全体の思いが八光を動かし、発展させています。

もちろん社員同士の関係も良好で、チームワークがいいのも自慢です。

以前は工場ごとの縄張り意識があったとか・・・

このギクシャクした関係性は会社にとって不利益であると捉え、関係改善のために取り組みをしました。

八光は、なみなはや工場の他に鶴町工場、少し離れて加美工場の3工場で運営しています。

工場間の隔たりをなくし、意識を改善するために行なったのは、各工場間を頻繁に行き来させ、お互いに助け合い、支え合って業務を達成するという事。

自分の所属する工場が忙しい時はヘルプに来てもらい、また他の工場が困っている時は手伝いに行く。

社員全員が協力して「八光」という組織を回すという意識を持たせる事で「工場の一員」ではなく、「八光の一員」としての自覚が芽生え、今のチームワーク抜群の八光にレベルアップしました。

忘年会、新年会も以前は各工場各部署で行っていましたが、社全体の親睦を図り、大阪広域に合流を機に全員で集まって実施するようになったそうです。

 

 

若手が向上心とやる気を以て育っていける環境

人手不足と離職率の高さ、とりわけ会社の未来を担う若年層の人材確保と育成が課題の生コン業界ですが、八光では入社2年目の若手がイキイキと働く姿がありました。

期待のホープの名は吉本さん28

何気ない会話からも、先輩社員や上司から大事にされている様子が伺えました。

「みんな優しく、一緒に仕事をする事が楽しいです」と吉本さんは言います。

入社してすぐは、何もわからず指示された事をこなしていく日々でしたが、いつからか1日の流れや段取りが把握出来るようになり、自分1人でこなせる様になってきた事、仕事を任せてもらえる事にやりがいを感じるそう。

まわりから見ていても、自分で考え動くことが出来る様になり、褒める機会も増えたと自他共に成長した実感が大いにあるようで、楽しんで仕事を覚える事ができる雰囲気の良さ、若手の成長に目をやりしっかり認めて評価してくれる先輩や上司の姿勢が大いに影響しているなと感じました。

コンクリート技士の資格を取得したのは去年の出来事。この勢いで合格率1割の主任技士の資格取得に向けて勉強中「意地でも取ります!!」と意気込みを語ってくれました。

 

八光では資格取得の為の2時間の講習会を、就業後に実施しています。

受講者は皆前向きに取組み、仕事に際しての意識の変化も如実です。

講習実施に対する合格結果も十分出ているので、この制度には手応えを感じているそう。

今年も2名主任技士合格が確定しています。
 


 

大型物件から0,5㎥の極小スポットまで網羅する体制

八光の強みはまず10トン、小型、リューべー車の全てが揃っている事、大きい物件にも小さい物件にも対応できます。

また自社の車と専従の傭車を3工場で効率良く回すことが可能です。

顧客のニーズに応える為、独立した夜間専従部隊が交代で夜間の対応もしています。

また、八光は「コールセンター」を持つことで自社の強みを最大限発揮しています。

日に50件以上スポット依頼があるため、工場ではなく3工場分をコールセンターで一括受注、一括管理する事で工場の煩雑さを解消しています。

大阪広域に加入する時、コールセンターを廃止して人員を工場に割り振る話も出ましたが、山崎専務の意向でスポットに対応する為にもコールセンターは存続させることになりました。

大阪広域加入後は、大阪広域で受けるスポットもコールセンターを通して受けています。

コールセンターが情報を管理、工場の出荷をコントロールすることで、スポット依頼に柔軟に、漏れ無く対応可能です。

 

最後に、「これまで納品してきた物件の中で特に印象に残る案件は?」という質問に、「三井不動産ロジスティクスパーク堺(略称:MFLP堺)」だと答えてくれた越中工場長。

施工主は新日鉄住金エンジニアリング。

三井不動産初の関西エリアにおける大型物流施設で、地上5階建て、延床面積約133,000㎡の規模で、大型車両が各階に直接乗り入れできるランプウェイを2基備えた、マルチテナント型物流施設でした。

1日の出荷量は1000㎥を越え、 

膨張材入の指定配合に対応。

 

ポンプ車をつけて、配管を並べて実際に施工出来るかどうかを検証する打設前の施工実験が印象に残っているとおっしゃっていました。


 

今回の取材で一番印象に残ったのは取材に応じてくださった方の声の明るさと気持ちの前向きさでした。

八光が好き、花井社長が好き、八光をより良くするために仕事をするのが好きという気持ちが伝わってきました。

技術の継承や経営ノウハウ等、経営者から時期経営者人へ、上司から部下へ、ベテランから若手へと引き継いで行くべきものはたくさんあります。

八光は、その中でも、会社が長く愛され、続いていく為に必要な「創業者の思い」が、働く人の心にしっかりと根付いていると感じました。

 

 

 

© The ready- mixed concrete cooperative of Greater Osaka.
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