2月度 対策本部長のご挨拶

ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、大阪広域は業界の正常化という使命の元、様々な事業や活動に取り組んでいます。その中には社会からの要請にしっかりと応じ、組織の目的を明確化し実現していくこと、社会的責任と道義的責任を果たすことがあります。連帯ユニオン関西地区生コン支部(以下、連帯)がこれまで犯してきた数々の悪行は、生コンクリート業界に『不信感』という傷跡を残していきました。それを取り除く作業は並大抵なものではありませんが、連帯と決別をすると宣言した以上、経営側も過去を反省した上で今一度初心に戻り、改めて状況を把握し協同組合・加盟会社の進むべき道筋を模索するべきです。行き当たりばったりや、思い付きではなく、戦略(目的)をしっかりと立て、如何なる戦術(手段)を以て達成していくのか。そのプロセスの中で次世代を担う人材育成をしていくのか。この先、本当の意味でのリーダーの手腕が問われます。

また、近隣府県でも協同組合の広域化が進み始めています。昨年の和歌山県広域生コンクリート協同組合の設立に引き続き、京都・奈良も連帯との決別に動き出し、業界安定化を図っています。我々近畿地区の生コンクリート協同組合が共有している指針は『連帯と関わらない』ことです。コンプライアンスを徹底し倫理観や道徳観、社内規範を含めた社会的責任を果たすことで、社会からの信頼回復に努めていくべきだと考えます。

企業・組織は変革の時代に突入しています。相手のことを思いやり、お互いを尊重し認め合うダイバーシティ社会を構築し、上下の序列に縛られたヒエラルキー型の組織から独創的かつスピーディーな、そして透明性の高い組織に生まれ変わらなければ、存続自体が危ぶまれてしまいます。いくらIoTやAIが進んだところで扱う人間が成長しなければ意味がありません。ヒトとモノが共に成長し初めて産業が進化したと言えるのではないでしょうか。大阪広域は現状に満足せず歩み続けていく組織です。生コンクリート業界に携わる皆様方に対し、より良いベンチマークになれるよう精進いたします。

中国武漢市で昨年12月以降、新型コロナウイルスに関連した肺炎が発生して以来、世界各地に感染が広がっています。日本国内でも新型コロナウイルス感染症の患者発生が複数確認されています。皆様に於かれましては風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に、咳エチケットや手洗い・うがいなどの実施を心掛け、感染症対策に努めて頂くようお願い致します。

 

© The ready- mixed concrete cooperative of Greater Osaka.
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