対策本部長 新春のご挨拶

謹んで新春をお祝い申し上げます。

2020年の年頭に当たり、生コンクリート業界の皆様並びに関係各位様におかれましては、健やかに新年を迎えられましたことと心からお慶び申し上げます。

昨年は大規模な自然災害が各地を襲い、未だに深い傷跡を残しています。被災された方々が一日でも早く元の生活に戻れるよう祈るばかりです。迅速な復興作業するには我々の扱う生コンクリートは必要不可欠な建築資材です。近年の災害はもはや異常気象と呼べるものではなく毎年どこかで何らかの災害が起きる可能性があり、我々は、インフラの土台を支える産業としての自覚を持ち、日頃から、大規模な自然災害発生時に早急に事業を復旧・回復させる備えと自治体からの要請に対応する組織作りをしています。今後も大阪府、兵庫県の各市町村との防災協定を締結し、共同の防災訓練を実施する等、災害時の消防活動に協力できる体制も整え、地域住民の生活を守り災害に強い街づくりに貢献していきます。さらに本年はオリンピック・パラリンピックイヤーであります。大会ビジョンには『全員が自己ベスト』『多様性と調和』『未来への継承』が掲げられ、また大会の運営には持続可能性への具体的な計画・方針を決め、取り組んでいます。昨年のラグビーW杯では日本中が『ワンチーム』となりましたが、東京オリンピックでは世界中が『ワンチーム』となって素晴らしい感動を共有することでしょう。そして続く2025年に開催される大阪万博ではSDGs(持続可能な開発目標)が達成された社会を実現する為、世界各地からの英知を結集します。SDGsの目標年である2030年まで残り5年となる極めて重要な年であり、我々も開催地の企業・団体として誇りと責任を持ち万博の成功に貢献させて頂きたいと思います。大阪広域では本年も『品質保証』『安定供給』『適正価格』『社会貢献』という4つの行動理念と『三方良し』の政策で組合運営に全力で取り組んでまいります。国土交通省が推し進める、i-Construction(アイ・コンストラクション)の一環として従前より取り組んでおります、業務のシステム化に於いて、ペーパーレスの促進と業務効率の向上を図り、働き方改革を進めてまいります。

また、本年は一昨年から続く連帯ユニオン関西地区生コン支部(以下、連帯)との関連事件の裁判に続々と判決が出ると予想されます。昨年末には大津地裁で懲役2年の実刑が下されました。該当被告人にはこの判決を重く受け止め刑に服して頂きたいものです。このことを含め本年は連帯関連裁判の1つの節目になるのではないでしょうか。

大阪広域の使命は、このような事象が二度と生コンクリート業界で起きないよう様、持続可能な業界づくりをしていく事であります。これからも初心を忘れることなく、事業や活動に邁進していきます。

 

本年も皆様方からの変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

© The ready- mixed concrete cooperative of Greater Osaka.
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