12月度 対策本部長のご挨拶

師走の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご厚誼にあずかり、厚く御礼申し上げます。

 

さて、2019年も連帯ユニオン関西地区生コン支部(以下、連帯)が重ねてきた数々の悪事が白日の下に晒され、歴史上稀に見る大量逮捕劇が続きました。そして一連の事件に関する裁判も大津をはじめ各地の裁判所で行われました。当初、裁判所では連帯関係傍聴人からの野次や暴言、また被告人が法廷に入廷する際には拍手で迎え入れるなど、ここでも常軌を逸した行動を起こしていました。これでは正常なる公判を維持していくのは難しいと考え、大阪広域組合員に有志を募り傍聴に参加することにしました。そして、業界関係団体にもその輪は瞬く間に広がり多くの協力を得ることができました。まだ、どの裁判も連帯組合員に対する判決は出ていませんが、このような事件を二度と起こさないように厳しい量刑を各裁判所に期待します。また、連帯が行ってきた数々の悪事を何も知らない市民団体や他都市の労働組合などが『不当弾圧』や『不当逮捕』『共謀罪のリハーサル』と主張していますが、何度も申し上げておりますが、大阪広域は労働組合を否定などしておりません。

実際に連帯に苦しめられた企業・経営者・個人がおります。連帯の甘い言葉に乗せられ加入した挙句、人生が破綻したり、犯罪を犯して逮捕されているのです。今一度、事件の経緯と関西の生コンクリート業界について真実を知ってもらい、我々が連帯排除に動き出した理由をよく理解して頂きたいです

 

年末に際し、大阪広域の2019年の事業や活動をご報告させて頂きます。

4月に新価格を打ち出し、6月には通常総会の中でSDGs宣言をしました。新価格につきましては、材料仕入れ先や輸送運賃への還元を考えており、生コンクリート製造から納品までのサプライチェーンの環境改善が見込まれます。また、技術の面では、戻りコンやリサイクルに関するワーキンググループに参画しての活動、ゼネコン及び大学との共同研究・実験などの活動を活発に行い、環境保全に寄与するとともに、さらなる技術力の向上を目指しています。

CSRでは、本年度も対象の施設に支援活動を積極的に行い、大阪市消防局とはミキサー車を利用した合同訓練も行いました。今年で13回を迎えた児童向け絵画コンクールは歴史上最多の応募があり、どの作品も力作揃いでした。

そして、来年から本格的な運用が予定されているシステムでは、クラウドでの書類の情報共有による、ペーパーレス化の促進や、切手・電話・FAXなど通信費の削減、タイムラグの解消が期待されています。

システム委員会で検討中のタブレットを活用したナビゲーションシステムでは、現場へのルート確認や誤納防止、人手不足、CO2削減、業務効率化などに役立ちます。

現在、出向参事が手書きやFAXで対応している生コンの受発注業務もシステム化し、最終目標は業務・データ共有・ナビゲーションシステムを連携させる事です。特に業務のシステム化には組合員の他、材料メーカーやゼネコン・販売店など多数の企業の理解と協力が不可欠となりますが、日本最大の協同組合として、また持続可能な協同組合活動の確立に向けて取り組んでいきます。この様に、大阪広域が取り組んでいる事業や活動は、SDGsに深く関わっている事とおわかり頂けたと思います。生コンクリート業界の安定と持続を可能にしていくのが大阪広域の役割であり責任であると考え、これからも勇往邁進していきます。

 

最後になりますが関係各位の皆様には2019年も大変お世話になりました。

年末でお忙しいとは思いますが、病気や事故などにはくれぐれもお気をつけ下さい。皆様が晴れやかな気持ちで新しい年を迎えられるよう、組合員一同お祈り申し上げます。2020年が皆様にとって輝く1年になりますように。

 

© The ready- mixed concrete cooperative of Greater Osaka.
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